平均性能を指標とした改良型Index-less Indexedフラッシュ符号(符号理論)
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概要
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本論文では,平均書換え可能回数を指標としたIndex-less Indexedフラッシュ符号(ILIFC)の改善手法を提案する.近年,最悪時書換え可能回数に着目したフラッシュ符号に加えて,平均書換え可能回数に着目したフラッシュ符号も登場しつつある.ILIFCは優れた最悪時性能をもつフラッシュ符号として知られているが,その平均性能には改善の余地がある.提案法は,セルを層に分割し層ごとに新しいインデックス符号化方式を用いることでインデックスの付け直しを可能にした符号化法である.計算機実験において,提案法と従来のILIFCのブロック消去間の書換え回数の比較を行った.その結果,提案法は従来のILIFCに比べ,最悪時性能を保ったまま平均書換え可能回数の増加が観測された.また,ILIFCと提案法についてマルコフ連鎖モデルに基づいて平均書換え可能回数と平均コストの評価を行った.
- 2011-12-01
著者
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