重い中性子ハロー核^<31>Neの発見(最近の研究から)
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概要
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中性子数が非常に過剰で弱束縛な原子核は,芯核のまわりに巨大な中性子雲「ハロー」をまとう構造を持つことがある.こうした中性子ハロー核はこれまで質量数20以下の軽い中性子過剰核に数種類ほど知られているのみであったが,我々は,次世代型不安定核実験施設「RIビームファクトリー(RIBF)」でのクーロン分解反応実験により,従来より質量数が10以上も大きい中性子過剰核^<31>Neに新たにハロー構造を確認した.本稿では,中性子が束縛限界にまで過多に詰め込まれた原子核がその構造をどのように変化させるのか,束縛限界の核物理を探る研究の最前線について解説する.
- 2011-12-05
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