震災後の電力不足とピークロード料金の可能性(<特集>東日本大震災:OR手法活用への期待)
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概要
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震災の影響によって電力供給の設備の不足が深刻化し,停電に対する懸念が高まっている.ピークロード料金は,時期によって変動する発電コストや負荷形態に応じて柔軟に価格設定を適用することによって,停電を回避するとともに,限られた発電設備を社会全体で有効に活用することを可能にする.そめ反面,選択制で導入すると,もともとピーク期間に電力の利用が少ない需要家が利用形態を変えることなく安い電気料金を享受する不公平な状況が起こる危険性がある.本稿では,電力不足の短期的な対策としてピークロード料金を取り上げ,効果と問題点について解説する.
- 2011-12-01
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