日本語学習児童生徒教育への提案 : アメリカ合衆国の経験を踏まえて
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概要
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日本語を母語としない児童・生徒(以下、日本語学習児童・生徒)への教育は日本でも関心が高まりつつあるが、多くの課題が山積している。本稿では、移民児童・生徒の教育において多くの経験を持つアメリカ合衆国が行ってきた様々な取り組みの中で、特に日本にとって参考になりそうな試みを紹介しながら、今後日本における日本語学習児童・生徒教育を考えていく上で大切だと考えられる点を指摘することを目的とする。その結果、第二言語支援の必要な児童・生徒(第二言語学習児童・生徒)の教育を、(1)学校だけに抱えさせない、(2)第二言語学習児童・生徒担当の教員だけに抱えさせない、(3)第二言語学習児童・生徒だけを対象とした支援にとどめないことが大切だとの提案を行う。
- 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会の論文
- 2009-03-31
著者
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