医療の多文化化にむけて : 山梨県在住外国人の語りから見る医療の現状と課題
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概要
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山梨で暮らす異文化を背景に持つ外国人の語りから得られた医療サービスの体験にみられる問題を検討し、医療の現状と課題を探る。彼らが、医療サービスの受け手になったときに感じる差異に関する語りは、その特徴から医療先進国型と医療発展途上国型とに分類された。もともと社会の場では差異は差別に転じる可能性を常にもつが、医療施設において存在する医療者と患者の「権力関係」のもとにもこの可能性が潜在する。前者の医療先進国型では、医療者に自分が感じた差異を直接伝え、要望を口にすることができる。この前者の型に問題解決の糸口を見いだした。後者では、その力の支援策を含めたエンパワメントの必要性を認めた。
- 2011-03-01
著者
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