小規模産直給食の展開過程 : 岩手県一関市大東町を事例として
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概要
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農産物を再生産可能な価格で買い上げ家族経営と地域農業を維持させるとの理念にもとづく大東町産直給食は、実際は自家労働評価が不十分な「ボランティア」的参加であった。そこには小規模で自立的な産直給食のシステムにともなう問題点があり、諸条件の変化のなかシステムがうまく働かず労働評価に関する不満が表明されるようになった。そうした不具合を抱えつつもこんにちまで持続した背景には、そもそも「利潤」を追求しない小経営の条件のもとで、小規模で自立的な産直給食であったがゆえに可能となった会員相互の綿密な社会関係の積み重ねが存在している。
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