超伝導応用の最前線(<特集>超伝導発見から100年を迎えて)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
超伝導体は,物質の発見から機器としての実用化に至るまでに長年にわたる材料技術の開発が必要である.発見から四半世紀になる銅酸化物系高温超伝導体は,その特異な物理的性質のため多くの技術課題があったが,単長が数100mの線材がようやく量産化され,送電ケーブルなどの電力機器や産業機器への本格的な応用開発が始まっている.エレクトロニクス応用については,低温超伝導体を用いた大規模集積回路技術や超高感度電磁波センサの科学技術分野への応用が近年着実に進展している.また,銅酸化物についても,集積化技術を利用した高性能の超伝導量子干渉素子(SQUID)の産業応用に向けた開発が進んでいる.
- 2011-10-05
著者
関連論文
- Y系超電導変圧器用巻線技術の開発
- ゾル-ゲル法によるAg添加NdBa_2Cu_3O_の合成と超伝導特性
- 水銀系高温超伝導体を用いた高性能dc-SQUID
- 高温超伝導デバイス技術の進展と展望
- Y系超電導変圧器へのMgO基板線材の適用性
- 超伝導応用の最前線(超伝導発見から100年を迎えて)
- 超伝導トンネル接合検出器におけるX線信号生成と磁束量子の関係
- CT-1-2 ジョセフソン接合作製技術の進展(CT-1.発見から50年!ジョセフソン効果のインパクト,チュートリアルセッション,ソサイエティ企画)
- 2.ジョセフソン接合作製技術の進展(量子限界への扉を開くジョセフソン効果-発見から50年,その基礎と応用-)
- HTS-SQUIDシステムを用いたマウスの心磁計測(超伝導センシング基盤技術及びその応用,一般)