クラウドにおける利益改善のためのサーバー管理モデル
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概要
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クラウドコンピューティングでは「ユーザーはインターネットのサービス提供者からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形になる。その際、ユーザーとサービス提供者は「サービスレベル合意」という契約を締結する。しかしながら、データセンターのスケールが大きくなるにつれて、データセンターの故障も多くなっており、その結果、サービス提供者の利益が減少している。本稿では、サーバーにおける様々な故障の予測に基づく、新しいサーバー管理モデルを提案する。提案する管理モデルでは、サーバの故障状態と修復状態を考慮している。我々のモデルを基に、サーバーが自身の利益を予測して、ジョブの拒絶やサーバーのマイグレーションを行う等の対応が可能となる。本稿では、理論解析とシミュレーションを行い、サービス提供者の利益が改善されることを示した。
- 2011-06-23