動的粘弾性によるグリースの劣化診断技術(システムの信頼性・信頼性一般)
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概要
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電路用開閉器や機構構造物を構成する操作機構の摺動部及び通電部には、グリース等の潤滑剤が塗布されているが、経年使用で固くなり操作不良の原因となる。装置の安定稼働には、潤滑剤の固化状態を診断する必要がある。JISではグリースの固化状態をちょう度で測定する方法が記載されているが、測定には5g以上のグリースが必要で、現地の劣化診断には適さない。そこで、微量のグリースを測定できる動的粘弾性を指標とした診新技術を開発した。また、品質工学を適用して装置のロバスト性を改善し、測定精度を向上した。本技術により、給油により一時的に固化が改善されたグリースの劣化検出も可能になった。
- 2011-06-10
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