ジャイレータを用いた低損失2ポートアイソレータのアイソレーション広帯域化(マイクロ波信号発生と計測技術/マイクロ波一般)
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概要
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我々は複数の通信システムに対応するマルチスタンダードな携帯端末のモジュール向けに、新しいブロードバンドアイソレータの開発を行った。それにはアイソレーション周波数帯域を拡張するために新しい回路構成が求められ、その挿入損失及びアイソレーションの帯域幅は、共振素子を有する2ポートアイソレータの等価回路から摂動理論を用いて導出される。それらは挿入損失を増加させることなく、共振素子であるインダクタとコンデンサの比に応じて、アイソレーション帯域幅が拡大することを示している。モジュール基板上に共振素子とともに実装された非対称電極構造をもつコアアイソレータは、15×0.9×0.4mm^3のサイズで作製できる。それは従来のアイソレータよりも824MHzから925MHzにおける10dBのアイソレーション帯域幅が2倍に拡大し、挿入損失は0.5dBを実現できた。
- 2011-06-16
著者
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