江戸時代における『金瓶梅』の受容(1) : 辞書、随筆、洒落本を中心として
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概要
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中国四大奇書のひとつとされる『金瓶梅』は、江戸時代に日本へやってきた。しかし他の三作品(『三国演義』『水淋伝』「西遊記」)とは異なり、日本の文化や文学に大きな影響を与えることはなかった。語注集、訳本などの直接資料もごくわずかしか残っておらず、『金瓶梅』が江戸時代の人々にどのように受容されたのかもよくわかっていない。本稿では、江戸時代に作られた辞啓、随準、酒落本といった間接的な資料の中から、『金瓶梅』に関する記述を抜き出し、その受容の在り方について考察を行った
- 2010-09-30
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