測定対象の非線形歪みと有色重畳雑音との両方の影響を考慮した伝達関数測定(一般,音声・音響信号処理,音声及び一般)
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概要
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周波数/インパルス応答の測定において、重畳雑音に対しての耐性を上げるために、掃引正弦波(Swept Sine)信号やM系列など波高率の低い波形を用い、同期加算を行う。さらにSwept Sineを重畳雑音の特性に加色しSNRを最適化するColored Swept Sineが提案されている。他方、単一種類の波形を用いた測定では、非線形歪を持つ測定対象に対して劣化を伴うことが問題であり、その場合は乱数信号や有限周期擬似乱数(FPPR:Finite-Periodic Pseudo Random)信号を用いるとよい。本報告では、有色の擬似乱数信号を有限周期で波形を作り直す有限周期有色擬似乱数(FP-CPR:Finite-Periodic Colored Pseudo Random)を提案する。FP-CPRはColored Swept Sineのように重畳する有色雑音の影響を減らし、かつFPPRのように測定対象の非線形歪の影響を加算平均によって軽減できると考えられる。提案信号とColored Swept SineとFPPR信号を実装し、ファンノイズの周期成分を含む暗騒音と、飽和非線形関数の影響下でそれぞれ実験を行った。得られた結果をいくつか紹介する。
- 2011-05-05
著者
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岡崎 雅嗣
ヤマハ株式会社PADMI事業部
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守谷 直也
ヤマハ株式会社av機器事業部
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岡崎 雅嗣
ヤマハ株式会社デジタル楽器事業部
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岡崎 雅嗣
ヤマハ株式会社 デジタル楽器 事業部
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守谷 直也
ヤマハ株式会社 Av機器 事業部
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