ラテン語の奪格別句とサンスクリット語の地格別句
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概要
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Macdonell(1927, p.198-199)によれば、「サンスクリット語においては、別句に通常使用される格は地格であるが、その用法はラテン語の奪格別旬とほぼ同様である」とされるが、それぞれの別句が使用される場所は、かなり異なっているようである。この小論では、奪格別句を含むラテン語文では同一の主語を複数の熟語に対応させないことが多いが、一方、地格別句を含むサンスクリット語文では複数の熟語に対して主語を統一する傾向があることを指摘する。数量研究ではないが、多数の典型的な例によって論点を明示してみたい。
- 2010-03-10
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