Dramatic Readingの授業構築 : AV教室・無線LANを利用した大学における英語授業実例
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概要
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私はこれまでも英語授業において視聴覚機器は、それが何であるかを意識することなく「いつでも、どこでも、だれでも」が恩恵を受けることができるインターフェース・環境として、ユビキタスなものでなければならないと主張してきた。とくに語学授業においては、音声を聞かせるだけならテープレコーダーかCDラジカセをぶら下げて授業に行けば事足りるが、それに伴い映像も見せようとすると、VHSかDVDプレーヤー、テレビと音響システム、あるいはプロジェクターと音響システム、これらを毎時間用意しなければならない、というのは乗り越えがたい障壁だからである。そうした英語教員の要望が叶って本学ではまず1996年に四室のAV機器が、その後2004年新たに三室に新AV機器が設置された。またインターネットで配信されるニュース映像等を見せようとすると、さらに大きな障壁が立ちふさがった。これには2008年10月14日、待望の無線LAN・教室LANが利用可能となったことで、新AV教室においてインターネット映像をリアルタイムに提供できる強力なツールとなった。本稿ではDramatic Readingを取り扱った授業実例を中心にして、前半部では英語授業において何を教材として取り上げるべきかを少し踏み込んで議論し、後半部ではそうした教材をどう扱えば英語学習を効果的なものにすることができるかについて考察した。
- 2009-03-31
著者
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