音声学研究所における音声生理研究のための多重センサ研究基盤(<特集>音声生理研究の方法)
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概要
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本論文では以下の二項目を記載する。第一に,音声の生成に関わる各器官の働きを複数の計測装置により観測するため研究手法を概説する。われわれの研究所において使用している独自の方法を中心に,喉頭,舌,下顎,口唇,口蓋帆の活動を記録するための信号検出法,運動追跡法,内視鏡・医療画像法などの技術を紹介する。第二に,多重センサによる研究手法の有効性を示す例として,鼻腔内視鏡と気流計測による口蓋帆にみられる調音結合の観測結果,および新しく開発した電気的グロトグラフ装置と空気力学的計測法を組合わせた喉頭調節の観測結果を詳述する。
- 日本音声学会の論文
- 2010-08-30
著者
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Maeda Shinji
フランス国立科学研究センター:テレコム・パリテック 情報通信処理研究所
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VAISSIERE Jacqueline
フランス国立科学研究センター
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HONDA Kiyoshi
フランス国立科学研究センター
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AMELOT Angelique
フランス国立科学研究センター
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CREVIER-BUCHMAN Lise
フランス国立科学研究センター
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Honda Kiyoshi
フランス国立科学研究センター:パリ第3大学 音声学研究所
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Amelot Angelique
フランス国立科学研究センター:パリ第3大学 音声学研究所
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Crevier-buchman Lise
フランス国立科学研究センター:パリ第3大学 音声学研究所:ジョルジュ・ポンピドゥー欧州病院
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Vaissiere Jacqueline
フランス国立科学研究センター:パリ第3大学 音声学研究所