中華人民共和国成立前夜における華北臨時人民代表大会の研究 : 中国共産党の地方における統治の正統性調達過程

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概要

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本稿は,中華人民共和国の成立前夜,1948年8月に石家荘で開催された華北臨時人民代表大会を対象に,(1)中国共産党はいかなる意図(=意思)をもって,この代表大会を開催することを決定したのか,(2)大会の過程においてどのようなことが討論され,どのような決議がなされたのか,(3)華北臨時人民代表大会とそれによって組織された華北人民政府はどのような政権構造であったのか,以上3点を検討し,これによって(4)中国共産党の正統性の調達がどのように行われていったのかを検証する。その上で,獲得された政権の正統性が,その後の中央の政権構築とその運営にどのように活かされて行ったのかを考察するものである。
2011-08-25

著者

杜崎群傑
中央大学大学院

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