小児がん患児の復学支援に関する文献検討
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概要
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小児がん患児の復学支援の研究動向を明らかにし、復学に関連した問題と支援の実態を分析することを目的に、小児がんの復学支援に関する文献検討を行った。医学中央雑誌にて検索語を「小児がん」「復学」「復学支援」「学校」として検索し、目的に沿った31文献を検討した。その結果、小児がん患児の復学の研究は1999年から増加しており、親や教員だけでなく本人やクラスメイトを対象としたものがあった。復学に関する問題は【入院中】、【退院前後】、【復学後】の時期によって特徴が見られた。支援は、患児への直接的な支援と環境を整える間接的な支援があり、「もとの学校とのつながりの維持」「転校に関する支援」「入院中の教育支援」「復学前の合同会議」「病院と学校との連携」「患児への支援」「学校の環境を整える」に分類できた。
著者
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古谷 佳由理
筑波大学人間総合科学研究科
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古谷 佳由理
筑波大学大学院人間総合科学研究科
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平賀 紀子
茨城県立こども病院
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平賀 紀子
茨城県立こども病院:筑波大学大学院人間総合科学研究科看護科学専攻博士前期課程
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