小児肘関節部の骨折および脱臼-X線画像診断を中心に-
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概要
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小児の外傷では、肘関節周辺部の骨折や脱臼がしばしば生じ、発育期のために骨端軟骨損傷を常に伴い、その診断および治療にさいして、種々の問題が生じる。ことに年令により骨化核の出現時期が異なり、X線像はきわめて複雑な様相を呈するために、診断が困難なことが多い。小児では、自家矯正能力が高いといっても、可及的正確な骨折の整復を行わないと、発育障害や矯正不能の変形を後遺するおそれがある。本稿では、正確な診断のための骨化核の推移、X線の読影法について述べ、小児における肘肘関節部の骨折および脱臼をあげ、その診断と治療法について論述する。
- 国際医療福祉大学の論文
- 1997-08-31
著者
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