OS0621 冷間加工SUS304鋼の破壊靭性と限界ストレッチゾーン幅(SZW_C)との相関に及ぼす試験片サイズの影響(OS06-05 材料強度の発現機構,OS06 微視構造を有する材料の変形と破壊(3))
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概要
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冷間加工度の異なるSUS304 CT試験片を用い、ASTM E1820-01に準拠したJ_<IC>試験を実施して試験片サイズ、SZW_CおよびJ_Qの相関を調べた。J-R曲線から求めたJ_QはB=0.5W(B:試験片厚さ、W=試験片幅)の標準寸法比を有する相似形の試験片を用いた場合は試験片サイズとともに低くなる傾向であるが、板厚のみを小さくした場合は、J_Qは高くなることがわかった。一方Validと判定されたJ_Q(=J_<IC>)に対してはSZW_C=89J_<IC>/Eの関係が成立したが、J_QがInvalidと判定された試験片のSZW_Cは標準寸法比のまま相似形で小さくした場合も板厚のみを小さくした場合も低くなる傾向があり、SZW_Cから予測した破壊靱性値J_<SZWC>(=E・SZW_C/89)は常にJ_<IC>よりも低めに評価されることがわかった。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 2008-09-16
著者
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中村 友美
(株)日立製作所
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鳥丸 忠彦
日本核燃料開発(株)
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坂本 博司
(株)東芝電力システム社
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田中 重彰
(株)東芝原子力機器設計部
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中村 友美
日立geニュークリア・エナジー(株)
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坂本 博司
日本核燃料開発(株)
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杉山 正成
日本核燃料開発(株)
-
田中 重彰
(株)東芝
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