2次元π共役系分子の二光子吸収特性(ポリマー光回路,光機能材料,一般)
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概要
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中心にベンゼン環を備えた分岐構造を持つ種々の2次元π電子共役系分子について,それらの二光子吸収特性をフェムト秒Z-スキャン法で実測するとともに分子軌道計算を行い,分岐数,末端基の回転自由度,π電子共役系の拡張,末端への電子供与性基/受容基の導入とその配置のパターンが及ぼす影響について検討を行った.その結果,分子の対角方向へのπ電子共役系の広がりが最も支配的な因子であるとともに,対称性に基づく末端置換基の配置パターンがスペクトル特性に重要な役割を果たしていることが明らかになった.
- 2011-03-01
著者
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太田 浩二
奈良先端科学技術大学院大学、crest、産業技術総合研究所
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鎌田 賢司
独立行政法人 産業技術総合研究所 光技術研究部門
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太田 浩二
独立行政法人産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門
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鎌田 賢司
独立行政法人産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門
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太田 浩二
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門
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