非左再帰的な解析表現文法の構成法
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概要
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解析表現文法は,近年,人工言語の処理系で盛んに使われている.従来言語処理系で基本となってきた文脈自由文法と比べた場合,解析表現文法はいくつかの点で類似しているが,固有の利点も多い.特に注目すべき点として,非文脈自由言語を記述可能にもかかわらず,全て線形時間で構文解析可能な点が挙げられる.より理論的な側面からは,任意の解析表現文法の左再帰性は判定できないことなどが知られている.一方で任意の解析表現文法から非左再帰で等価な解析表現文法を構成できるかは示されていない.本論文では,これを構成する具体的な方法を提案し,その妥当性を示す.
- 2011-04-15
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