IP転送装置のモジュール間標準通信プロトコルForCESの概要(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/PAN,一般)
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概要
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ルータに代表されるIP転送装置は,その内部構成において,装置全体のIP転送処理動作の制御を司る制御系エレメント(CE:Control Element)とIP転送に伴うパケット処理そのものを司る転送系エレメント(FE:Forwarding Element)をモジュール化し,両者をベンダ独自仕様のインタフェースで結合するシステムとすることで,装置構成の柔軟性やモジュール毎の独立した機能や性能の拡張性を高めているものが多い.現在Internet Engineering Task Force(IETF)のForwarding and Control Element Separation Working Group(ForCES WG)では,IP転送装置のCEとFEを分離したモデルにおける,CE-FE間インタフェースに用いる標準プロトコルの規定が進められている.ForCESプロトコルの適用により,異なるベンダのCE装置とFE装置を組み合わせたマルチベンダIP転送装置の構築が可能となる.このことは,IP転送装置市場への新規ベンダ参入のハードルを下げ,競争促進による市場の活性化に繋がる.本稿では,ForCES関連RFCのエディタである筆者がForCESプロトコルの概要を解説する.
- 2011-02-24
著者
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