固体酸化物形燃料電池に用いるLa(Ni,Co,Fe)O_3空気極の開発(電池技術関連,一般)

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概要

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高効率な発電システムとして注目される固体酸化物形燃料電池(以下SOFC)の開発において、発電出力の維持は非常に重要である。発電出力の維持性確保には、より低温での運転が有効な手段の一つとして挙げられる。しかし低温で運転した場合、主に空気極の反応抵抗増大に伴う発電出力の低下が発生してしまう。本検討では、低温運転時に発電出力が高いSOFCを開発するための新規空気極材料としてLaNi_<0.6>Fe_<0.4>O_3をベースとしたコバルト置換型空気極La(Ni,Co,Fe)O_3(以下LNCF)に着目した。LNCF空気極を用いた燃料極支持型セルは、750℃における電圧が0.85V(0.3Acm^<-2>)であった。本結果からLNCFが低温作動空気極として有望であることを見出した。
2011-02-03

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