有限振幅の空中集束超音波を照射した物体の振動特性(非線形音響,一般)

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概要

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近年、空中超音波を用いた非接触超音波探傷が盛んに研究されている。我々は、このような非接触超音波探傷の技術に対し、新たな方法を提案した。すなわち、物体に有限振幅の強力空中超音波を照射して複数周波数の振動を発生させ、その振動特性を解析して物体の欠陥を検出する技術である。本報告では、点集束型空中超音波音源の有限振幅音波を物体に照射した際の物体表面の音圧特性及び振動特性について実験的に検討している。その結果、物体表面の音圧とその位置における振動は、音源と物体表面の間で形成される音響的共振系の影響を強く受けた特性を示した。また、振動の基本周波数に対する高調波の割合もその影響を強く受けることが分かった。
2011-04-21

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