児童自立支援とリプロダクティブ・ヘルスに関する一考察-アンケート「教護院におけるリプロダクティブ・ヘルスの課題調査」の結果と分析-
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概要
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1997年の児童福祉法の改正で教護院が児童自立支援施設に改められた。これを機に、従来にも増して入所児童の自立を支援するのであれば、児童が重たく抱えている性の問題に対してもより一層有効な手助けをせねばなるまい。その際、児童の将来にわたる身体と精神の健康をも視野にいれたリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(自己の性と生殖について、自己決定を含めた主体的コントロールのできること)が児童の発達を保障する一側面として問われることが望まれる。現場の実情に照らしながら児童の自立を助ける処遇のあり方を探るための最初の作業として、まずは教護院におけるリプロダクティブ・ヘルスの課題を明らかにする必要がある。そこで筆者が全教護院に対するアンケート調査を試みた。
- 国際医療福祉大学の論文
- 1999-12-22
著者
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