生涯発達支援の観点からみた助産師の時間的展望の現状と職務満足度との関連
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概要
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【目的】生涯発達の観点から,助産師の時間的展望の現状とその関連要因を明らかにする。【方法】20〜60歳までの看護職(保健師,助産師,看護師,准看護師)を対象に実施した,職務満足度尺度(Stamps-尾崎翻訳修正版),時間的展望体験尺度(白井)を使用した自記式質問紙調査のうち,本論文では助産師有資格者214名の結果を報告する。【結果】時間的展望は,「現在の充実感」のみ年齢層による差が認められた。職務満足度各構成要素の年齢層による差は認められなかった。尺度間相関では,「現在の充実感」と「医師と看護職間の関係」「看護業務」を除く5つの構成要素と相関が認められ,職務満足度の影響が大きく,「目標指向性」や「希望」には家族の影響が認められた。【考察】生涯発達支援には,時間的展望の「現在の充実感」に関連する職務満足度を高める援助だけでなく,「目標指向性」「希望」に関連する家族との関係の側面も含めた総合的な支援の必要性が示唆された。
著者
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