高専の特性を活かしたより幅広い学校間連携への提案 : 企業内学校の失敗事例を教訓として
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概要
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昨今,学校間連携について各方面でしきりに議論されている.日本高専学会では高専-技術科学大学(以下,技科大)連携について活発な議論・学会誌投稿が行われている.筆者の研究対象である企業内学校についても企業内学校-公教育(含む高専)-公共職業訓練間での連携,すなわち三者連携が提唱されている.企業内学校の研究者として,その過去の失敗事例を教訓に高専-技科大連携を参照した.結果,高専-技科大連携は経営戦略の一手法としては個性不足等の理由により,たとえ成功しても社会一般に高く評価されることは困難であるとの結論に至った.高専はその特徴・特異性をもっと活かすべきである.高専-技科大連携といった共通性の高い学校間の連携だけではなく,目的や対応法規等が異なる「異質で多種多様な学校間連携」である三者連携において更なる活躍をしてほしい.そうすれば高専は三者連携において「指導・推進者的役割」を果せ,その存在を社会一般に強くアピールできると考える.
- 2011-07-31
著者
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