社会性獲得にみる学校運動部活動の教育的有効性に関する考察
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概要
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今日,学校運動部活動(以下,部活動)のあり方については,多くの議論が交わされている.その中でも少子化・生徒数減少の問題は切っても切り離せない問題となっており,その影響は部員数の減少はもちろん,教員採用の抑制に伴う指導者の減少,教員の高齢化など部活動存立の危機にまで直面している.本研究では,部活動存立の危機にあるからこそ,もう一度部活動の教育的有効性を考察し,部活動のあり方を検討すべきだと考える.そこで,高等学校期における部活動への関わりと社会性獲得との関連性について実証的検討作業を行い,社会性獲得状況にみる部活動の有効性を考察することを目的とした.高校生を対象に質問紙調査を実施し,部活動所属者と非所属者との比較・検討作業,さらには年次推移に伴う社会性獲得状況の変化を明らかにするために,追跡調査を行った.結果としては,部活動所属者の方が非所属者よりも獲得している社会性は高く,また,学校行事においても大いに意欲的であることが明らかとなった.
- 2011-07-31
著者
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