Language Education Policy in Australia and its Implications for Foreign Language Education in Japan
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概要
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オーストラリアでは、1980年代から1990年代半ばにかけて、言語政策上大きな進展が見られた。1987年、1991年それぞれの年に国家的規模で言語政策が採用され、1994年にはアジアの言語に関する政策が追加された。1980年代後半までにはすべての州すべての地域で各自の言語教育政策が整備され運用されるに至っている。本論考では言語政策の内容、構成、開発過程を略述しながら、言語政策、言語教育政策、そして両者の関係の重要性について論じる。言語政策の開発にあたっては、個人と社会のニーズをいかに反映させ、それをいかに評価するかが大きな問題となるが、これらについてはさまざまなデータを参照しながら論述する。さらに言語教育について最も重要な案件は、学習者をしていかに積極的に異文化とかかわる態度を養成するかということであるが、これについてはオーストラリアと日本で行った実証研究の結果を参照する。
- 社団法人大学英語教育学会の論文
- 2005-12-01