Comparing Team-Teaching Studies to Formulate an Appropriate Research Methodology
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概要
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本論文では、日本におけるティームティーチング(T-T)研究において、研究手法と分析論から適切なアプローチについて論じている。まず研究手法について、次の6つの研究: Gorsuch (2002), Miyazato (2001), Tajino and Tajino (2000), Scjp;efoe;d (1996), Smith (1994), Sturman (1992)を例に挙げて比較検討した。このことから、Smith (1994)の用いた授業参観とインタビューを組み合わせた研究手法を、著者自身がT-Tにおける日本人教師とネイティブ・スピーカーの英語指導助手の役割について、調査するために使用することとした。その後、収集したデータを分析する手法として、Smith (1994)とMartin-Jones and Saxena (1996)の分析法を取り上げて比較検討した。両者の研究手法は似ているが、Smithは授業でのアクティビティー、Martin-Jones and Saxenaはディスコースに焦点を当てている。著者は、ディスコースの分析を取り入れることとしたが、そこにSinclair and Coulthard (1975)が提案する"IRF"という談話をコード化するシステムを採用することにより、教室内におけるディスコースをさらに系統だてて分析することが可能となった。
- 社団法人大学英語教育学会の論文