カバノアナタケ(Fuscoporia obliqua)菌糸体の液体培養における栄養要求性
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概要
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カバノアナタケの菌糸体を大量に得ることを目的として,液体培養における栄養要求性を検討した.至適初発pHは4.5でありpH3.0〜6.5の範囲でも成長可能であった.炭素源の中で最も菌糸体成長が良好であったのはトレハロースであり,3%の際に収量が最大となった.最も菌糸体成長が良好であった窒素源はイーストエキスであり,その至適濃度は0.6%であった.また,無機態窒素よりも有機態窒素の菌糸体成長が良好である傾向にあった.本研究により,カバノアナタケ菌糸体の大量培養のための基本的な条件が確立した.
- 2003-12-31
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