エレベータ運行計画問題への最適性/実用性を目指す二つのアプローチ(一般,コンカレントシステム及び一般)
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概要
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本稿では,エレベータ運行計画問題を対象として筆者がとっている,最適性を目指すアプローチと実用性を目指すアプローチによる研究の成果をそれぞれ紹介する.前者として,確率的離散事象システムのモデリング手法を紹介する.これを用いることで,エレベータシステムの状態遷移確率の定式化が可能となり,動的計画法を適用することで小規模問題のための最適なエレベータ割り当てルールを求めうることを示す.続いて,後者として,if-thenルール設計と特徴量の加重和最小化ルール設計の中間に位置付けられるルール設計を紹介する.これを用いることで,大規模システムに対して有効なルールベースを遺伝的機械学習により獲得しうることを示す.
- 2011-01-13
著者
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