中国南部山間地農村での観光開発に伴う農村景観の資源化 : 発展段階の異なる2つの村を事例に
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概要
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中国南部の山間地農村である広西省龍脊棚田地域では,当地域の独特な農村景観に対して,外部社会からの評価が強まり,近年,地域に観光業が生まれた。本稿では,食糧生産のために行われてきた地域の土地利用と生活習慣によって形成された農村景観が,観光業・外部社会との関わりのなかで資源として利用可能となってきた過程を示し,それに伴う地域住民の生活や価値観の変化を調査した。この調査方法として,龍脊棚田地域に存在する2つの異なる発展段階の村のリーダーと地域住民へのインタビューを行い,2つの村の比較を行った。
- 2011-06-25