超伝導共振器と電子スピン集団の強結合 : 複合量子回路へ向けて(最近の研究から)
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概要
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超伝導体で構成される"人工原子回路"-超伝導量子ビット-は集積化が容易な固体素子であり,高速かつ信頼性が高いゲート操作も可能であることから量子演算器の有力な候補である.一方で,弱点は短い量子コヒーレンス時間である.従って超伝導量子ビットを用いて量子コンピュータを構築するための重要な課題に,「いかにしてコヒーレンスを長時間保つか」が挙げられる.本稿ではその課題への取り組みの新たな一例として,従来とは異なる観点から始まった研究を紹介する.
- 2011-06-05