(1)微細超深穴加工用ドリルの開発(技術,日本機械学会賞〔2010年度(平成22年度)審査経過報告〕)
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概要
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微細超深穴加工用ドリルの「エポックマイクロステップボーラー」は,従来の加工法では実現できなかったL/D=100といった高アスペクト比の微細穴あけ加工を可能にする切削工具である.近年,金型や部品の小型化に伴って微細穴あけ加工に対する要望が高まり,各社から微細穴あけ用ドリルが開発されてきている.しかしこれらの工具を用いた場合に可能な穴深さはL/D=20程度までであり,更なる深穴加工は放電加工に頼らざるを得ない.しかしながら放電加工にも深さ方向への限界や,電極の寿命,加工時間などに関して課題を抱えている.これらの課題を解決するために,新概念の「切り屑ストッパー」を開発し,かつ高い剛性の首部形状を採用したことで,従来では実現できなかった微細超深穴加工を可能にした.
- 2011-05-05
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