神経細胞モデルの量子論的波動生成
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概要
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神経細胞は刺激のないときでもランダムな発火をしている。そこで定常的な刺激とランダムな電位変動をモデルニューロンに与え、興奮をシミュレーションした。その結果、興奮確率は定常的な興奮に到達する前に振動を繰り返していることがわかった。そこで振動過程に焦点をあて、興奮確率の振動数と波長の関係を調べると振動数が波長の逆数の二乗に比例することがわかった。これは量子力学の波動と形式的に同じで神経にも量子力学が適用できることを示唆している。 量子力学の確率論はコンピュータに適用され、量子コンピュータとして理論的研究がされている。常に神経とコンピュータは対比的に発展してきた。将来は量子コンピュータと量子神経学の融合がはかられるであろう。
- 2011-03-31