質問の質と教室活動の流れ
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概要
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筆者は、国際教養大学専門職大学院グローバル・コミュニケーション研究科日本語教育実践領域2期生として、9ヶ月、3期に亘る学内および海外での授業実践実習を通して、授業方法の改善を探ってきた。特に教室内における教師の質問の提示方法について改善策を探求した。つまり、1)「学習者が持っている情報を引き出すための質問の仕方、さらに引き出した情報を広げるための質問の仕方」及び、2)「適切な質問を行っていないが故に授業の流れが悪くなっているのではないか」という2つの課題に的を絞って検証してみることとした。そこで本研究のテーマを質問の質と教室活動の流れの分析に設定した。ビデオ録画された自分の授業の観察と分析を行い、教師が出す質問の質の分析を試みた。教室活動の流れの悪さと質問の質に関連があるかどうかを検証した後、さらにインターアクションを広げることが出来ていたかどうかを検証する。最後に今後の日本語授業においての自らの課題に言及したい。
- 2011-08-31