アメリカにおける公共図書館の利用をめぐってー図書館裁判の判例を中心にー
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概要
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公共図書館の利用について、アメリカでは多くの訴訟事例がある。本稿ではこうした訴訟事例から、「迷惑行為」と呼ばれる5つの行為、(1)図書館の目的外利用 (2)服装規定 (3)インターネットなどのコンピュータの利用(4)セクシャルハラスメント(5)宗教団体・政治団体による会議室の利用に関する判例を取り上げ、法律上の線引きをどのようにして規定しているかの検討を行った。その結果、「公平な施行」「利用者への通知」「適正手続き」の3つが判例の基準になっている事を指摘した。また、これらの判例は公共図書館の利用規則の内容について争うものであり、利用規則の重要性も明らかになった。そこで、「社会資本」の概念に立った利用規則作成の指針を示し、具体的な処方箋を提示した。
- 山梨英和大学の論文
- 2010-00-00
山梨英和大学 | 論文
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