虚偽検出事態におけるtonic な水準の生理反応成分
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概要
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本研究の目的はConcealed Information Test(CIT)において,検査前の皮膚伝導度水準(SCL)ならびに持続的水準の呼吸率が,検査中に裁決・非裁決項目に対して発現する皮膚伝導度反射(SCR)におよぼす効果を検討することであった。その結果,持続的水準の呼吸率について, 実務では早くなるものの,SCR を指標とした検出率には影響がなかった。一方,SCL とSCR でピアソンの相関係数が有意であった。以上のことから,高いSCL は裁決ならびに非裁決項目に対するSCR の増大をもたらし,このようなことは質問呈示の反復呈示に伴う覚醒水準に関係しているものと結論された。
- 2011-03-31
著者
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