銀河中心における超巨大ブラックホール形成の解明に向けて : 多階層モデル構築の重要性(最近の研究から)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年の高精度観測装置によって,銀河中心には太陽質量の100万倍から10億倍もの超巨大ブラックホールが普遍的に存在することが明らかになってきた.しかしながら,その形成メカニズムは未だ謎に包まれており,宇宙物理学における最重要テーマの一つである.本稿では,銀河中心における超巨大ブラックホール形成に関する理論研究の最前線,さらに最近の研究から明らかになった多階層モデル構築の重要性について紹介する.
- 2011-04-05
著者
-
川勝 望
筑波大学
-
川勝 望
International School for Advanced Studies (SISSA/ISAS)
-
和田 桂一
鹿児島大学大学院理工学研究科
-
川勝 望
筑波大学大学院数理物質科学研究科
関連論文
- 巨大ブラックホールの形成とクェーサーの形成・進化 : 銀河スケールでの角運動量輸送という観点から
- 日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
- Coevolution of a QSO BH and the host galaxy based on Radiation-Hydrodynamical Model(Black Holes, Gravitational Lens, and Gamma-Ray Bursts-Mini-Workshop with Prof. Narayan-)
- 銀河中心における超巨大ブラックホール形成の解明に向けて : 多階層モデル構築の重要性(最近の研究から)
- 3A1-D6 筑波大学「理数学生応援プロジェクト」と大学での科学教育(科学才能教育-児童生徒の多様なニーズに応じる科学教育の新展開-,課題研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディングを実現するために)
- 宇宙の渦巻き : 銀河スパイラルの起源とダイナミクス