重症心身障害児(者)のコミュニケーションに関する文献検討
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概要
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本研究は、重症心身障害児(者)(以下、重症児(者))のコミュニケーションに関する研究の現状と課題を国内外の文献検討から明らかにした。医学中央雑誌WEBとCINAL Plus with Full Textを用いて2000年-2010年7月までの文献から22件を得た。これらをHolzemer(2000)のThe Outcomes Model for Health Care Researchを参考に分析した。その結果、inputsでは重症児(者)のコミュニケーション特性、養育者が感じるコミュニケーションの難しさ、コミュニケーションスキルに対する看護師の思いが明らかにされていた。Processesでは、養育者や医療従事者と重症児(者)の相互作用の場面から、重症児(者)の反応の意味を読み取るプロセスが示され、Outcomesでは、親や看護師への影響、教育の必要性、モデルの抽出、経験の構造化が明らかにされていた。
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