家族内所得移転ゲームにおけるリーダーシップの決定要因
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概要
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本論文では、2プレーヤー間の純粋なゲームにおいて、どちらのプレーヤーがゲームのリーダーシップをとるのか、その決定要因を分析する。このため、親子間の所得移転ゲームを定式化し、親と子がそれぞれゲームのリーダーとなる均衡が成立する条件を調べる。分析の結果、親子のうち、どちらがゲームのリーダーとなるかどうかは、各主体の選択する変数間の限界代替率が、相手の選択する変数に応じて、どのような振る舞いをするのかに依存することがわかる。その上で、親がゲームのリーダーとなる条件及び子がゲームのリーダーとなる条件を明らかにしている。
- 2011-07-30
著者
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