分散型バスにおける伝送負荷均一化方式の提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
半導体システムにおいて,トラヒック量の増大により,集中型バスのバス動作周波数が増大する課題に対し,本稿では,分散バスを用いてバス動作周波数を増大させることなく伝送帯域を増加させる方法について検討する.分散型バスでは,トラヒックが相互に干渉しあうことで,局所的な伝送負荷の集中が発生し,バス動作周波数が増大する.本稿では,伝送負荷集中を抑制できる伝送負荷均一化方式を提案し,バス動作周波数の上昇を抑制する.提案方式を分散型バスにハード実装し,4 段のバタフライ網を対象とした評価で,スレーブ数が 4 個の場合に平均スループットの最大値を 3 倍に向上できることを示す.また,スレーブ数の増加に対して,実装面積が 1.9 倍に増加するものの,バス動作周波数を上昇させることなく伝送帯域を 7.1 倍に増大できることを示す.
- 2011-07-20
著者
-
吉田 篤
松下電器産業株式会社先端技術研究所知能情報技術研究所
-
吉田 篤
パナソニック株式会社先端技術研究所
-
山口 孝雄
パナソニック株式会社先端技術研究所
-
石井 友規
パナソニック株式会社先端技術研究所
関連論文
- A-15-12 コンテクストアウェアサービスを指向した : 家電連携ユーザセンシングプラットフォームの開発
- 反応拡散モデルに基づくメッシュネットワークのためのふくそう制御方式の提案(ネットワーク)
- 反応拡散モデルに基づくメッシュネットワークのための輻輳制御方式の提案
- アクティブカメラ群による全観測領域の協調監視の評価(ユビキタスメディアによるセンサーネットワーク-インフラとしてのCV)
- メッシュネットワークのためのボトルネック検出型伝送レート制御方式の提案(QoS,ネットワーク制御,QoS,ルーティング,マルチキャスト,モバイルネットワーク,Mobile IP及び一般)
- アクティブカメラ群による対象追跡ならびに全観測領域の協調監視の評価(テーマ関連セッション)
- LI-011 アクティブカメラ群による対象追跡ならびに全観測領域の協調監視(I分野:画像認識・メディア理解)
- 分散型バスにおける伝送負荷均一化方式の提案
- 分散型バスにおける伝送負荷均一化方式 (特集 デバイス)