奈良県における稲・麦・大豆栽培の現状と課題(第39回 近畿作物・育種研究会 公開シンポジウム 自給率の向上に向けて-近畿の現状と今後の課題-)
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概要
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本県の稲・麦・大豆生産は規模が小さいが,地域の特徴を生かした様々な取組が進められている.これまで農業総合センターでは,稲・麦・大豆栽培の現状と課題を踏まえて品種選定や技術開発を行ってきた.稲作では省力・低コスト化を目指して基肥一発施用(全量基肥),べたがけ省力育苗,疎植栽培技術の開発,米粉用多収稲の選定,小麦では手延べ素麺に適した小麦品種の選定と高品質安定栽培技術の確立,大豆では黒大豆の安定生産技術の開発,あざやかな緑色豆腐の原料'あやみどり'の準奨励品種採用などである.今後も研究機関として,地産地消や特産品開発に結びつけることを見据えた品種選定や技術開発を進めていくことが重要である.
著者
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