赤外線遮蔽ハードコート技術の開発(第8回赤外放射の応用関連学会年会)
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概要
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車両用の窓ガラスにおいて、波長750nm〜2000nmの短波長域の赤外線を遮蔽する技術は、従来の無機ガラスから有機ガラスへの置換による軽量化と相まってニーズの高まりを見せている。とりわけ自動車等の車両においては、可視光透過率を高く維持したまま近赤外線のみを選択的に遮蔽する特性が求められ、この分野ではフィルムやコーティングなど、様々な材料が提案され商品化されている[1]。そのような中で、有機ガラスとして注目されるポリカーボネート樹脂上のハードコートに注目し、ハードコートとしての機能を維持しながら効果的な赤外線遮蔽を実現するため、ハードコート剤に赤外線吸収剤を添加する方法を検討した。その結果、550nm付近の可視光で70%以上、1000nmの近赤外において20%未満の透過率を有する、車両や住宅に使用可能なポリカーボネート樹脂ガラスや日射遮蔽パネルを得た。
- 2011-02-03
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