フィンランドにおける大学システムの改革 : 起業家精神の鼓舞と説明責任の向上
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概要
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本論文は、フィンランドの大学システムに起きている変革を取り上げ、2010年から施行の新しい大学法における構造的な展開の、中心原理を明らかにすることを意図している。フィンランドは日本よりやや小さい国土に520万人の人口を持ち、高等教育機関には大学20校とポリテク29校がある。これまで大学はすべて国家行政の一部であったが、この改革によって公法による法人か私法による財団になる。主な資料としては2009年7月成立の大学法とその前文を使用し、分析枠組として起業家的大学の概念を用いている。この改革はフィンランドの大学に、起業家精神の促進と説明責任の向上による、運営文化の変革の機会を提供することになる。
- 2011-03-20
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