グローバル企業における動機づけに関する研究 : サムスン電子とグーグル・コリアの事例を中心に
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概要
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企業にとって構成員への動機づけは、業務遂行のために欠かせない戦略である。とりわけ、グローバルに事業展開をする企業は、その企業に属する構成員も多様であるため、個々人のレベルに合った動機づけと文化の多様性を尊重した動機づけプログラムが重要となる。本研究では、この視点からグローバルに事業展開する企業2社を取り上げ、対象企業における動機づけプログラムの特徴と効果を比較分析する。さらに、ハーズバーグの動機づけ衛生理論から、2社の動機づけプログラムをアプローチし、限界点を探る。事例分析の対象として、韓国のサムスン電子、グーグル・コリアを取り上げる。両社の動機づけプログラムの特徴・効果を詳述することで、動機づけの違いを明確にする。結論としては、人材第一の考え方に基づく動機づけプログラムが企業成長と発展持続に貢献できるということと、先行研究であるハーズバーグ理論の限界点などを事例研究の分析結果から指摘する。
- 2011-03-20