クラウド時代に向けた日本企業の課題考(ワークショップ(査読付き),「次世代経営情報技術,その他」)
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概要
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クラウド・コンピューティングは"所有から利用"へのパラダイム変化をもたらすものであり、変革の主体は供給者側から利用者側に移る。これは利用者側であるITユーザー企業のIT活用を基盤とした経営戦略に大きな変革をもたらすことになり、サービス提供者側の大手SI企業も抜本的な変革を迫られる。このような変革において、従来、カスタム・ソフトの利用比率が極めて高かった日本独自のIT活用形態は、その継承の是非も含めて日本独自の解決策を迫られる。この課題に対し、日本企業は現行ソフト資産の良い点を巧みに継承しつつ、新たなパラダイム活用もできる、日本独自の最適移行パスを見出さなければならない。そして、この移行過程で、利用者側、提供者側双方に大規模な組織見直しを伴う"企業文化の幅広い変革"が発生しうる。本稿はこのような想定のものに、直面する課題のクローズアップに重点を置いて論考する。
- 2010-11-12
著者
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