レジャーの意味構造と行為特性にもとづく類型化 : レジャー環境計画に関する基礎的研究2

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概要

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本研究は,レジャーに関する近年の状況に注目し,最終的にレジャー環境計画の基礎的知見を得ることを目的としている。本稿では,前稿において明らかにされた人々のレジャー観とレジャーの意味構造の再認識および補強とレジャー観が投影されて展開されるレジャーの行為特性を解析することを試みた。その結果,レジャーの概念が生活行為全般にわたる広い概念であるという本研究の立脚的の妥当性が確認された。次に,レジャーの行為特性を頻度性,場所性,装置性の3指標を用いて分析し,親近型,地域活動型I,同型II,都市文化型,自然享受型の5類型を抽出した。また,意味構造上の型とこのレジャー型とのクロス分析から,レジャー種目相互間の行為の互換性の可能性を示した。今後,レジャー環境整備の方向性を導き出していくには,これらの結果を踏まえた上でレジャーと環境条件との関係を明らかにしていくことが重要と考える。
日本デザイン学会の論文
1991-01-30

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