レオナルド=ダ=ヴィンチの手稿におけるエディトリアル=デザイン
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概要
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レオナルド=ダ=ヴィンチが遺した手稿の中には機械の研究,解剖の研究,水の研究等が含まれており,それら数千枚におよぶ素描と解説を通し,彼の芸術的・科学的才能は永遠に光を失うことがないであろう。私は従来,レオナルド=ダ=ヴィンチというと美術の巨匠,発明・発見の天才としてだけ見られている状況に対し,不本意なものを感じてきた。この研究は,レオナルドの手稿の視覚表現の部分をエディトリアリ=デザインとして促え,彼の造形哲学と解剖学の解説に触れながら,レオナルドのデザインの方法について探究しようとするものである。なお合わせて,彼の手稿の目的と,当時の印刷・出版の事情を調べ,さらにレオナルドの思想と現代のデザイン理論とを比較してみたいと思う。
- 日本デザイン学会の論文
- 1986-12-20
著者
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